食の歳時記|祭り
べろべろ
お菓子かおかずか、強烈な印象の“ハレ”の料理
お正月や祭りの日のお重に欠かせない一品。その名前を聞くと、多くの金沢市民がなんともいえない表情を浮かべる。「お菓子かおかずか分からない、不思議な食べ物」というのが大方の意見。見た目は溶き卵の寒天寄せだが、中にはたっぷりと砂糖を入れてつくられていた。
押し寿司
ハレの日を彩る、家庭的な寿司
金沢では、祭りや婚礼などの“ハレ”の日に、各家庭で押し寿司を作る慣わしがある。もともとは、神様に豊作や海の安全を祈願するために供えた米のお下がりと、塩をした魚を箱に入れて押し寿司にしてみんなで分け合って食べたことが始まりと考えられている。