「はす蒸し」はれんこんをすりおろして具材と混ぜ合わせて蒸した料理で、金沢では加賀野菜の一つ、加賀れんこんを使ったものが最もポピュラー。このれんこんはでんぷん質が多く、「餅れんこん」の異名を持つほど、すりおろすと粘りがぐっと増す。この粘り気を最も活かした調理法といえるのがはす蒸しで、加賀料理の定番にも挙げられる。