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食の歳時記

食の歳時記|春

たけのこと昆布の煮物

たけのこと昆布の煮物 たけのこと昆布の煮物掘りたてが自慢、春の山里の味

たけのこは昔から時間を食べるといわれるように新鮮さが第一。年輩の人の間ではたけのこの鮮度を表現するのに、魚が古くなる意味の「熟れる」という言葉を使う。金沢ではたけのこを堀りたてのうちに食べるのが当たり前のため、このような言い方をすると考えられる。
金沢のたけのこ産地の中でも「別所のたけのこ」として名を馳せるのが内川地区の別所町。4月中旬から5月中旬には、朝掘ったばかりのたけのこが直売所に山積みにされる。鮮度がよいたけのこはあく抜きをせずに食べられる。市内中心部から車を20分ほどの距離とあって、シーズン中は買いに来る人が後を絶たない。
この時期、別所では自宅を利用してたけのこ料理のコースを提供する農家もある。コース料理の中でも特筆すべきなのが、たけのこの刺身。えぐみがなく、さわやかな風味とシャキシャキした歯ごたえがあり、初めてそれを口にした人はたけのこ本来のおいしさに驚く。刺身にできるのはまだ土の上に顔を出していないものに限られ、まさに産地でしか味わえない逸品といえるだろう。ほかにも、定番のたけのこと昆布の煮物、サクサクと香ばしい天ぷら、香りのよいたけのこご飯などもコースの中に盛り込まれている。産地限定の味を毎年楽しみにしている人も多い。
また例年、ゴールデンウィークには、「内川たけのこまつり」が開催され、たけのこの直売のほか地元の女性が作ったたけのこご飯や天ぷら、焼きたけのこが販売され、たけのこ掘りの体験なども楽しめる。

問い合わせ先

別所町生産組合 TEL076-243-8592

 


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