氷室まんじゅう

金沢の夏に欠かせない、飾らないまんじゅう

氷室まんじゅう氷室まんじゅう

毎年7月1日、金沢では「氷室まんじゅう」と呼ばれるまんじゅうを食べる習慣がある。
その由来には諸説あるが、江戸時代「氷室」という氷の貯蔵庫が金沢にあり、毎年旧暦6月1日に取り出して将軍に献上していた。この氷が無事に江戸まで届くよう祈願したときにまんじゅうを供えていた。5代加賀藩主前田綱紀の時代、宮中での氷室の節会にちなんで、道願屋彦兵衛という菓子職人があん入りのまんじゅうを考案したといわれる。皮の色は白、赤(正確には薄桃色)、緑(読み方は「あお」)の3色。